中国で東シナ海の漁 16日解禁　尖閣や台湾など「敏感な海域」は?

台湾や日本の尖閣諸島を含む東シナ海で、中国が設けている禁漁期間が16日に明けて、漁が解禁される。

福建省の港からは例年、漁の解禁に合わせて数百隻の漁船が出港する。

地元当局は、尖閣諸島や台湾を指すとみられる「敏感な海域」での漁を避けるよう伝えているが、どこまで徹底されるかは不透明。

また、中国は福島第1原発の処理水を海洋放出する方針に反発して、日本からの輸入水産物への検査を厳格化しているが、日本に近づく漁師たちには注意喚起などはないという。

漁師「私たちの海の方が汚染されている。自分たちのことも処理できないのに、日本(の処理水)にまで口を出すなんて」

漁は日本時間の16日午後1時に解禁される。