フルギフェスに出店してみた!メルカリで古着転売をしている素人が日本最大級の古着イベントに参加してみた!

普段はメルカリで不用品の古着やビンテージを処分する程度の私がフルギフェスに出店してみた。出店募集はフルギフェスのInstagramアカウントで、10/9に告知された。ほぼ即日完売になる印象。すぐ申し込みをした。配送荷物の個数、申込時にハンガーラックなどのレンタル品も申し込みが必要。今回は最小の出店「手持ち出店 サイズ:2×2.5m」で価格:12,000円(税込)。レンタル品はハンガーラック1台1,100円、机3,300円。鏡と試着室のレンタルはなし、会場にも設置がない。銀行振込で支払いをした。

開催までにメールや郵送で指示や書類が送られてくる。お店のロゴ、画像を送るとフルギフェスInstagramアカウントで投稿してくれる。私の紹介はかなり最後の方だった。私のアカウントの問題だが、紹介してもらったけどフォロワーは増えなかった。運営からのメールに添付がなかったり、情報漏れがあったり、不備が多い。出店手引きもかなりわかりにくい。配送荷物の伝票は事前に送られてくる。荷物は140サイズ20kgまでしか送れない。相模原の佐川急便の倉庫に送ると、全部まとめて会場に届けてくれるような仕組みだった。送料は会場で当日受け取り時に現金精算のみ。一律1箱1,500円なのは安いし地方の古着屋にはアドバンテージがあって良いと思った。鏡など大きな物や割れ物の配送は不可だった。

12/15フルギフェス当日。準備は前日夜から夜通しできる。会場内の自分のブースで寝ている人や車中泊する人もけっこういた。手持ち出店や車出店はブース位置が決められておらず、先着順。しかも運営にクレームすれば場所を変えてもらえるような低品質な対応だった。角のブースや通路が広いブースを好き放題クレームして変えている出店者が多く、最終的には「2ブース申し込んだのに横並びで出店できない」「準備が終わったのに、移動させられる」などの不具合が会場で起きていて驚いた。

私達は事前に3箱配送。約100着持って行った。鏡は大きい姿見を電車で手持ちして行った。朝7時30分ごろに到着した。並んでいるお客さんはいなかった。すでにほぼ8割くらいのブースが準備済で、空いている場所はほぼなかった。到着時、どこにも案内がなく、誰に何を聞いていいのかわからない状態。人に聞くことを繰り返し、やっと運営者にたどり着くも、たらい回しにされて待たされる状態。対応は無愛想ではないが、仕組みに問題があると感じた。ブース案内をしてくれた人も悪い印象はないが、本人も何をしていいのかわかっていないようで、会場内を10分くらいただ歩かされて謎だった。結局、空いているブースを1つ見つけて、そこに出店することにした。ほぼ全部埋まっていて、場所を選べるような選択肢はすでになかった。他の出店者に聞いたが、前日準備する店がほとんどのようで、始発で来ても空いている場所は少なかったらしい。しかも先着順とは出店手引に書いておらず、到着してから知る。そしてクレームすれば勝手に場所を変えられる状態で、言ったもん勝ち、という状態だったようだ。角のお店は出店範囲を大幅に越えてラックを置いている店もあったし、通路側に椅子を置いて、通路を私有化している店もあった。ずっと通路側にスタッフが並んでいて交通の邪魔になっている店もあった。次回は運営側の治安維持に期待したい。

配送ブースで荷物を受取。台車がない、と事前に聞いていたが、荷物を運べる台車が用意されていた。助かった。レンタルのハンガーラックと荷物を自分のブースに運んで準備開始。暖房がなく寒い。準備は1時間ほどで終わった。

9時に先行入場が開始。思ったよりお客さんは少なかった。VCMの方が先行入場の数は多かった。9時台は大手古着屋のブースの方でほとんどのお客さんが過ごしていた。10時に一般入場開始。少しずつお客さんが増えてきた。正直、午前は暇すぎて、フルギフェスって全然お客さん来ないのかな、と思ってしまった。12時過ぎくらいからピークになってきて、13-15時くらいが一番お客さんが多かった。来客数は想像以上で、集客力と滞在時間の長さはすごいイベントだと感じた。

館内では忘れ物の放送があったのが好印象。会場内部にはゴミ箱がなく、トイレにゴミが放置されていて散らかっていた。無料配布していたモンスターの空き缶がそこら中に置いてあった。飲食ブースはテーブル机があって休憩スペースにも使える。トイレの数が多くて使いやすい。

客層は若い。10代、20代がメイン。お客さんに話を聞くと、1万円のジャケットが高くて悩んでいる、という感じの人が多かった。VCMとは全く異なる客層。かなり幅広いジャンルのファッションがあって面白い。出店者もものすごい幅広いジャンルで混ぜられて出店しているので面白い。原宿系ギャル古着の隣にはガチガチミリタリーで、その横ではブルーシートの上で古着の山を叩き売りしている、ようなカオスな雰囲気は歩いて見るには面白かった。なので、お客さんも色々な方向性でファッションや古着を楽しんでいるのが、面白かった。私を古着をこんな人が買ってくれるのか!?という出会いはたくさんあった。ただ、会場内のマップがなく、逆に目当ての古着屋がどこにあるのか全くわからない、そもそも会場内に出店者リストがない、どこに何の古着屋があるのかわからない、という状況で、使いにくさを感じた。

16時くらいから値下げをする古着屋が増えた。大手の古着屋複数社も16時からさらに半額や値段関係なく全部1,000円!というセールを始めていた。全品1円で売り始める古着屋もあった。そこら中でタイムセールが始まったので17時過ぎくらいまでは絶えずお客さんはいて、会場内はわりと人がいた。他のホールでもイベントはやっていたので、国際展示場のコンコースはけっこう混んでいて、お昼のピーク時はコンビニも混雑していた。再入場時のチェックがほぼなく、ザルだった。

18時台からお客さんが減ってきて、片付け始める古着屋もチラホラ。19時に館内アナウンスで終了。片付けをして、荷物を配送。返送時は元払いで会場で現金精算。ラックを返却して終わり。返却受付は20時までなので、けっこう急いで片付けないと配送が間に合わなくなる。

売る古着は事前発送で12/11に発送、12/12に着荷。12/13までが着荷期限だった。その間にメルカリで売れた古着は会場から発送するつもりだった。夕方の空いてきた時間に国際展示場内のコンビニに行ってみたが発送できなかった。ファミリーマートは発送非対応、セブンイレブンは16:00までしか荷物受け取りができなかった。翌日発送でも受け取りができないそうで、結局帰りに国際展示場駅横のセブンイレブンから発送した。

出店してみた感想。思ったより客数が多くて集客力はすごい。とにかく安い古着が目当てで客が来ている。大手の古着屋も2,000-3,000円あたりで売りまくっていて、タイムセールで全部1,000円などをしているイベントだった。鏡と試着室を持参する必要があり、面倒。しかも鏡は配送不可。試着室がないのでパンツ類は全然売れなかった。看板を置けるようなスペースがないので、面陳でアイコンになるような古着を見せて、店に興味を持ってもらわないと通過される。サッカーユニフォームやPatagoniaなど、人気のありそうな服を前面にして、興味を持ってもらえるようにすると、立ち止まる人が多かった。会場がちょっと暗い。現金精算しか受けなかったが、特に問題はなかった。色々な古着屋、色々なファッションが見れるし、とにかく安いので、遊びに行くには面白いイベントだと思った。先行入場で本気出せば古着転売の仕入れにも使えなくはないかも。バイヤーっぽい人や有名古着屋のスタッフなども見かけた。客も荷物配送を1箱1500円で利用できて、会場から荷物を送ることができるシステムは便利だと思った。

私が出店して売れたのは23着。9割が1,000円での販売。最高金額は25,000円、20,000円の服も売れた。相方も20着ほど古着を持ってきたが、価格がイベントと合っていなかったのか1着も売れなかった。20,000円以上の服は「高い」と言われることが多かった。

売上の合計は65,000円。
経費が合計39,400円、以下内訳。
出店 12000
ラック 3300
配送 1500×3
返送 1500×3
交通費 1600円往復
昼食費 500
夜 3000
相方謝礼 10000

結果、利益は25,600円でした。

終了後、私のInstagramストーリーズ投稿をフルギフェス公式がシェアしてくれた。約5,000リーチあったが、私のアカウントが古着屋ではないし、あまり気合入れてやっていないのでフォロワーは増えなかった(笑)

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